- この記事では有用性の低いコンテンツで審査落ちした体験談とその対策について解説しています。
- この記事は10分程度で読み終わります。
ブログ運営をするにあたり多くの方が目指しているGoogleアドセンスの合格ですが、
「サイトは広告を表示できない状態です・有用性の低いコンテンツ・複数のポリシー違反」と様々な理由で不合格になる方も多いのが事実です。
このサイトでも合格するまでに何度も修正を繰り返し、8回目の申請でようやく合格することができました。
その結果 大分初期から放置していたものが原因だった可能性が高く、もっと早く見直していればよかったと後悔しましたね。
【最後まで変更しなかったことや共通点】
- 全て再申請は日を開けずに行っている
- アフィリエイトリンクは外さずに申請
- 他者からのアドセンス添削指導は無し
- 1日のPV数は10から30程度
- 無料テーマCocoonを使用
目次
アドセンス合格まで実際に行った対策7つ
1回目のアドセンス審査は、事しか書いていないのにも関わらずよく調べずに申請して当然のごとく不合格でした。(その記事も今は削除済)
消したり書いたりして全く足りていなかった記事数も7増やし、いざ2回目の審査へ挑みました。
ここからが本番といったところです。
【2回目の申請までに行ったこと】
- 記事数の追加
- お問い合わせの設置
- プライバシーポリシーと免責事項の追加
- XMLサイトマップとユーザー用サイトマップの追加
- 運営者情報を可能な限りしっかり書いて掲載する
どれも基本的なことですがお問い合わせ・プライバシーポリシー・免責事項・XMLサイトマップは必須です。
無いとほぼ確定で不合格になるので、まだ作っていない方は必ず作成後にアドセンス申請するようにしましょう。
1.YMYLに関する記事を非公開に
前回の申請から1ヵ月ほどでしたが、結果は不合格。
この時YMYLにあたる「ダイエット」に関する記事が1つあったため、内部リンクも外して非公開へ。
近しいもので「夏バテ対策」の記事もありましたが、こちらは最後まで公開していても問題ありませんでした。
YMYLとは、Your Money Your Lifeの頭文字を取ったもの。
ユーザーの金銭・生命に重大な影響を与える可能性があるトピックのことを指します。
2.プライバシーポリシーの見直し
2回目の申請後から9日後、3回目の不合格メールが届きました。
このときサイトを見直していて、1回目と2回目の申請期間中に登録した「もしもアフィリエイト」の項目をプライバシーポリシーに記載していないことに気が付きました。
アフィリエイトに関しては「A8.net」からスタートする人が多いかと思いますが、別のサイトも登録して記事内にアフィリリンクを増やした場合には気を付けるべきポイントですね。
Amazonアソシエイトやバリューコマース等、他にもアフィリエイトサイトは沢山あるので登録している方はリンクを貼っていないかを確認してみましょう。
3.カテゴリを減らす
3回目の申請から6日後、4回目の不合格メールが届きました。
この時は記事数15程度・カテゴリは4つにしていましたが、記事数の割にカテゴリが多く記事も足りていないと判断し、2つに減らしました。
私の運営しているサイトもそうですが、特化サイトの場合は専門性がなにより大事です。
その専門性を高めるためにも最初からカテゴリを無暗に増やさないようにしましょう。
4.一次情報の全くない記事を非公開に
4回目の申請から6日後、5回目の不合格メールが届きました。
このときは20記事前後まで増えていましたが、中でも自分で撮った写真を全く載せていない記事や自分の体験したことが書いていない記事を4記事ほど非公開にしました。
近年ではアドセンスの審査も厳しくなってきていて、専門性があっても一次情報が何もない記事だけのブログでは合格が難しいです。
体験談を書くことや自分で撮った写真を入れることは何よりも強い一次情報になるので、入れられるのであれば改善していきましょう。
5.審査コードが貼られていなかった
5回目の申請から7日後、6回目の不合格メールが届きました。
ブログを見直してみると、アドセンスの審査に必要なコードが貼られていないことに気づきました。
この問題はブログ運営開始時から途中でテーマを変更した人に起こりやすいですね。
私もテーマ変更後からしばらく気付いていませんでした。
一度でもテーマを変更した覚えのある方はチェックしてみましょう。
6.モバイル側の表示を軽くするプラグインを入れる
6回目の申請から15日後、7回目の不合格メールが届きました。
この辺りから何が問題なのか分からず悩み始めます…。
その中で1つ重要視したことが、SEO評価では大事な問題の1つでもあるサイトの表示速度。
アドセンス合格のために表示スピードを速くすると良いと聞いたことがあったので、実際に測ってみました。
サイトのページスピードを測れる「Google PageSpeed Insights」というものを使って計測。
私のサイトはPC表示だと97というなかなか優秀な速度が出ていましたが、モバイル表示になると44から47辺りとPCと比べて半分ほどになっていました。
そこで少しでもモバイル側の速度を上げるために「Flying Scripts」というプラグインを入れました。
これはJavaScriptの実行を遅延させるプラグインで、サイトの読み込み速度を劇的に上げてくれます。
このプラグインに助けられ、44程度だったモバイルの表示速度も今ではこの通りです。
PC側ももちろん速度は快適でこの通り。
※画像は2022年9月26日現在のものです。
7.見出しを直して合格へ
7日目の申請から8日後、2022年9月21日ついに合格メールがきました!
このとき再審査中にしていたことが1つあって、それは記事の見出しについての修正です。
「え?そんなこと今更?」と思いますよね。
記事を書く上では重要な見出し…H2やH3と表されるコレですね。
実はこの見出しの修正、最初の方に書いた記事と新しい方の記事はリライトも済んでいるので大丈夫だったのですが…書くのに慣れ始めて来たあたりの丁度真ん中にある数記事は全然修正していなかったのです。
とはいっても3記事程度でしたが、H2の中にH5があったりH6があったりして…3と4どこいった?の状態になっていました。
H2の中にいきなりH5ではなく、ちゃんと順番通りH3を入れないといけなかったですね。
ずっと放置されていたこの見出し問題…これを修正したことによって合格した可能性が高いですが、もっと早く気付けていたら8回も申請しなくて済んだかもしれません。
他に考えられる原因3つ
私が行った対策の他にも、これはやっておいた方が良いという対策もあります。
今回はその中から特に大事と思うものを3つ紹介します。
1.引用するときは引用元をしっかり明記する(著作権問題)
これはポリシー違反にもなりえる問題なので大事ですね。
記事内でフリーではない画像を引用する際や文章を引用するときは、引用元を正しく記載してトラブルにならないように気を付けましょう!
2.ユーザーを重視してサイトの利便性を高める
サイトを訪れたユーザーにとって便利となるツール、いわゆるヘッダーメニューを設置する・内部リンクを適切な位置に置き動線をスムーズにするということですね。
ヘッダーメニューから各カテゴリに飛べるようにしてあると利便性が高くなるので、作っていない方はカンタンなものでも是非設置するようにしましょう。
3.画像圧縮プラグインを使う
モバイルのサイト表示速度を上げるための対策の1つに、画像を圧縮する方法があります。
「EWWW Image Optimize」というプラグインを有効化することで、1つ1つ圧縮する必要がなくなり今までサイトに載せていた画像たちもまるごと圧縮してくれます。
Javaの実行を遅延させる「Flying Scripts」とあわせて入れておきたいプラグインですね。
ただ使っているテーマによっては画像が表示されないことがあります。
その場合はEWWW Image Optimizerからタブを開き、遅延読み込みのチェックを外して設定を更新してください。
アドセンス申請で言われることが多いけれど大丈夫だったこと
再申請するときに期間を開けない
期間を開けた方が良いという方もいますが、私は再申請するとき不合格メールが来たその日の内に行っていました。
理由としては申請期間中にサイトを修正していくことが可能だからです。
1日で返事が来る方もいるようですが、このサイトの申請時には大体7日に1通の頻度でメールがきていたのでその期間中に修正して待っている方針にしました。
ただ直すべきところが明確であり、数日で修正が終わらないとわかっている場合には即申請せずに修正が終わってからにしましょう。
アフィリエイトリンクは貼ったまま
これに関しても意見が分かれるところですね。
アドセンス申請中は貼らないほうがいいという意見もありますが、このサイトでは沢山貼っていたにも関わらず合格できました。
非公開にするどころか記事数も増えて行きその分リンクも増えて行ったので、1つの記事内に溢れるほどいっぱい貼っていなければ大丈夫なのではないかという見解です。
合格できない方は一度記事を見直してリンクは適切な位置に置いてあるか、1つの記事で過度に貼っていないかを確認してみましょう。
有料テーマに変えない
無料テーマのままだから合格できないの…?と不安に思う人も多いでしょうが、それは合格に関しては関係ないことです。
たしかにサイトの見栄えが良くなったり、細部の装飾にこだわれたりとできることは増えますね。
だからと言って有料テーマに変えたらすぐ合格できるのかと言うとそうではないのです。
あくまで重要なのは記事の内容。
有料テーマで質の悪い記事を量産しても受かりませんし、無料テーマでも基本的な設定と良質な記事を書けていたら受かることができます。(このサイトも無料テーマのCocoonです)
諦めずにチャレンジしましょう
今回は有用性の低いコンテンツとしてアドセンスに申請しても合格できなかった体験談と、その解決策について書きました。
こうすれば合格する!という明確な答えは存在しておらず、Google次第なところがあるので何がダメなのか1つずつ原因を探っていく必要があります。
諦めない限り合格への道は続いているのでGoogleに評価されるサイトに改善して行き、めげずに何度もチャレンジしましょう!
ただこれはあくまでも有料レンタルサーバー・独自ドメイン・WordPressを使っている方に向けてです。
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このサイトも上記3つを満たしており,独自ドメイン・WordPress含めて全て1つのレンタルサーバー「 エックスサーバー 」で完結できています。
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コメント
わたしも再申請は即していました~!
結果がくるまでに何週間かかかりますからね……。
Flying Scripts入れてみます!プラグインに関して全然詳しくないので助かりました……。
コメントありがとうございます!
お力になれたのならよかったです✨
Flying Scriptsについての記事も書く予定でしたが間に合わず…( ;∀;)
もう調べているかもしれませんが,Google PageSpeed Insightsで原因となっているJavaScriptのリンクをコピーしてからFlying Scriptsのプラグイン内に張り付ければ完了です!