皆さんは紅茶の茶葉で大きいものや小さいものがあるのに対し
「何故だろう?」と気になったことはありますか?
実は紅茶には等級(グレード)というものがあり、大きく5つに分かれています。
5つからもっと細かく分かれていきますが、
知らない方へもわかりやすいように今回は5つだけでお話していきます(*’▽’)
茶葉が大きいから良い・小さいからダメとかではなく、
品質そのものに違いはありません!
この記事では等級の違いをお伝えすると共に、
カンタンにできるおいしい紅茶の淹れ方もご紹介します。
目次
等級に関しての専門用語
ダージリンを例にあげますが、商品説明の部分でアルファベットを見かけたことはありませんか?
例を出すとこんな感じです → (等級:TGFOP)
これだけ見ると「なんのこっちゃ?」って思いますよね(笑
このアルファベットにはこんな単語が隠されています。
・T=ティッピー
・F=フラワリー
・G=ゴールデン
・OP=オレンジペコ
・B=ブロークン
・F=ファニングス

あれ?
Fが2つあるけど…
これだとどちらか分からなくなっちゃうのでは?

そうなんです!
フラワリーの方は、オレンジペコの前に付いている(FOP)
ファニングスの方は、オレンジペコの後ろについている(OPF)
という見分け方があります!

商品名にFが2つある場合もあるけど…
「FTGFOP」このときはどうなるの?

最初(ファースト)の部分にあるFは、
上質・良い物である「ファイン」という意味があります!
ファーストのファインと覚えると良いですよ!
※FTGFOP=(ファイン・ティッピー・ゴールデン・フラワリー・オレンジペコ)
①(フルリーフ/ホールリーフ)オレンジ・ペコー(OP)
等級の中では一番大きいものになります。
オレンジと付いていますが淹れた時の水色(すいしょく)を表しているので、
柑橘系の香りがするということではありません!
葉が大きいので 蒸らし時間も長めにするとおいしく飲むことができます。
②ブロークン(B)
茶葉を砕いた状態で、フルリーフより小さいものになります。
セイロンティーには多いサイズで、
比較的短い蒸らし時間で飲むことができます。
水色(すいしょく)は濃い目で香りも強い傾向にありますね。
③ファニングス(F)
茶葉を粉砕した状態で、ブロークンよりもさらに小さいものになります。
1から2ミリくらいの小ささですね。
主にティーバッグによく使われていて、香味も色も出やすいのが特徴です。
④ダスト(D)
ファニングスよりもさらに細かい粉状になったものになります。
写真は「原宿クリスティー」さんの紅茶、アップルの茶葉ですが…
①のフルリーフと並べてみるとこんな感じです。(左OP、右D)
全然違いますね…( ゚Д゚)
ちなみに英語ではゴミ=「Dust」ですが、紅茶では「細かい粉」という意味になります!
⑤CTC
Crush(押し潰す)、Tear(引き裂く)Curl(丸める)
これらの頭文字から「CTC」と呼ばれています。訳の文字だけ見るとなんだか少し怖いですね!
丸まっているので見た目での判別はしやすいです(*’▽’)
拡大するとこんな感じです↓

アッサムやケニアという紅茶によく使われており、ミルクティーに向いています!
アムシュティーとは
今回画像を引用し使わせて頂いたアムシュティーという紅茶専門店は、
大阪にお店を構えているセイロンティーをメインで取り扱っている紅茶専門店です!
大阪にある「アムシュティーハウス」では季節や時期限定のフェアも開催されており、詳細情報はInstagramで随時チェックすることができます。
アクセス:JR東部市場前駅から徒歩8分、JR美章園駅から徒歩13分
電話番号 06-4303-5920
営業時間:11:00 – 19:00 (ラストオーダー 18:30)
2003年に設立され 日本にもっと美味しい紅茶を届けたいという想いがあり、
日本の水と合うような厳選の仕方をされています。

カンタンにできる紅茶の入れ方
等級に関してはお伝えしましたが、次は紅茶を淹れる際に覚えておきたいポイントを3つ紹介します!
- 茶葉の量は適量で使用する
- 適した熱湯の量を使用する
- 茶葉の浸出時間(お湯に漬けておく時間)を計る
本当に基礎ですが、これを意識していれば「渋い!」とか「色が薄い!」といった悲しい事にはなりません。
時間等は購入した紅茶のパッケージに書いているので、美味しい紅茶を作りましょう!
水出しはダメなの?
外国から輸入されているものだと、細菌検査がされていないこともあります( ;∀;)
熱湯なら死滅しますが、水出しの場合は菌が繁殖しやすくなるので危険です…!
どうしても水出しするなら24時間以内に飲み切るようにしましょう。
ポットで多めに作る場合も、冷蔵庫で保存してから24時間以内に飲み切るようにしてください。
茶こしを使いたくない場合
ティーポットを使わずカップへ直にお湯を入れる場合、ティーバッグが必須ですが
そうでない茶葉を使う場合は茶こしが必須アイテムになります!
「茶こしを使うのは後処理が面倒」・「持ってないよ!」という人向けに、お茶パックをダイソー等のショップで買って使うのがおすすめですよ。
ダストの茶葉を入れるとこんな感じです。
これだと茶こしがなくても大丈夫&茶葉の後処理も楽ですね(*’▽’)
まとめ
この記事では等級と茶葉の違いについて紹介させて頂きました。
- 茶葉のこまかさに品質の違いはない
- 5つの等級の見分け方
- 淹れ方に大事なポイントは3つ
補足として…
等級に関しては国際的にも統一規格がないので、産地や茶園によっても異なります。
品質の優劣ではなく「サイズの事」と覚えておきましょう。
この記事で覚えた等級を活かせるサイトが、先程も登場した「アムシュティー」だったりします。
なぜなら紅茶に対しての説明に、等級も細かく書かれているからなんです。
覚えたことを早速活かしつつ、素敵な紅茶を探してみませんか?




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